7月22日から続くGoogleの大変動!インデックス数を減らしている?
2018年7月22日、Googleのアルゴリズム更新による大きな順位変動は、この記事を書いている7月26日現在も続いている。
検索クエリにマッチしたページの評価がより高くなり、二次的コンテンツやキーワード対策だけのページが下落しているようだ。
海外では、
「Googleはインデックスされたページを減らしているのではないか?」
と言った憶測まで飛んでいる。
<ウェブの無意味な肥大化>を防ぐとして、これまでもGoogleはさまざまな対策をアルゴリズムに組み込んできた。
クエリとの関連性の強化
今回のGoogleアルゴリズムの更新は、クエリとの関連性を強化したものであることは間違いなさそうだ。
例えば、クエリでの検索結果に出てくるページに、必ずしもそのキーワードがそのままタイトルに使われていなかったとしても、ページの内容がそのクエリを解決するものであれば上位に表示されている例がそれ以前よりも多く見られる。
今回のアルゴリズムの更新は、主にRank Brainのアップデートではないだろうか。
「Googleはインデックス数を減らしている?」という憶測まで聞こえる。
Webの無意味な肥大化への対策として、ユーザーに価値を与えられないページをインデックスから削除するというのは十分ありえる話だからだ。
マーケターがやるべきこと
ユーザーの検索意図を理解し、そのユーザーに価値を与えられているページをGoogleは評価しようとする。
Googleによる今回のアルゴリズム更新で、我々マーケターが行うべきことは、やはりユーザーに価値を与えるページを更新していくこと以外にはない。
キーワードへの重み付けが変わったのかと言えばそういうわけでもない。
ユーザーに価値を与えることと、タイトルからキーワードを削除することとでは全く別の問題だからだ。
これまでGoogleは、キーワードを含む文章中の単語でその内容を理解してきた。それは変わらず、さらにそこに含まれる意図を理解し、検索結果に反映させようとしているのだ。
検索意図と同じように、そのページそのものの意図もGoogleは評価対象にしようとしているのではないだろうか。
最後に・・・
このページで書かれていることのほとんどが憶測でしかない。
ところが、Googleがやろうとしていることは今も昔もなにも変わってはいない。
検索エンジンの役割は、ユーザーの検索クエリを正確に理解し、価値あるページをインデックスの中からランキング形式で提示するということに尽きるからだ。
音声検索が増え複雑化していく中で、ユーザーのクエリを正確に理解することへのGoogleの試みは今後も続いていくだろう。
【後記】8月2日 Googleがツイッターでアルゴリズム更新を公式発表
8月2日にGoogleは検索用ツイッターで、7月末からコアアルゴリズムの更新を行ったとの公式発表を行いました。
更新内容は、同年3月に行ったものの強化とのことです。
This week we released a broad core algorithm update, as we do several times per year. Our guidance about such updates remains the same as in March, as we covered here: https://t.co/uPlEdSLHoX
— Google SearchLiaison (@searchliaison) 2018年8月1日
今週は、1年に何回も行うように、幅広いコアアルゴリズムのアップデートをリリースしました。そのような更新に関する私たちのガイダンスは、ここで取り上げたように、3月と同じままです
毎日、Googleは通常、結果を改善するために1つ以上の変更をリリースします。一部は特定の改善に焦点を当てています。広範な変更があります。先週、我々は広範なコアアルゴリズムアップデートをリリースしました。私たちはこれらを毎年数回定期的に行います....
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