中区鴨江「和食処 花の亭」正統派日本料理でゆったりと食事を楽しむ
(残念ながら花の亭さんは閉店しております)
気さくな大将と、笑顔が素敵な女将と、美味しい和食。浜松市中区鴨江三丁目「和食処 花の亭」で至福のひと時を味わった。
丁寧に盛り付けられた素敵な眺めに、素材ひとつひとつの本来の味が活かされた料理たち。
鴨江町の正統派和食処。
定食のご飯はおかわりが自由。
ビールはキリン一番搾りとアサヒのスーパードライ。
もちろん全席禁煙。
鴨江の和食処「花の亭」
「美味しい和食をまったりと食べたい」との衝動で伺った花の亭。
外観は純和食の清潔感とそれなりに敷居が高い感じだが、のれんをくぐって入店すると女将さんの「いらっしゃいませ」という押し付けない素敵な笑顔の迎えが、肩からひとつ荷物をおろしてくれる。
お一人様なので、迷わず店奥のカウンター席に着席。
確かめるまでもなく禁煙のプレートを発見。
「そりゃそうだよね。この店で喫煙可だったら逆に引くよね」と喫煙者の淡い期待をそっと胸ポケットにしまいこんだ。
とりあえずビールはキリン一番搾りかアサヒスーパードライ
「とりあえずビールお願いします」カウンター席について、オーダーを取りに来た女将さんに。
「キリンかアサヒ、どちらにしますか?」と女将さん。
キリン派のなかむらは迷わずキリンでと。
運ばれて来たのは一番搾り。「ラガーじゃないのね」と勝手にラガーだと思っていたなかむらは体内発音。
その後、程なくして運ばれてきた小皿にはエビの甘辛煮と数の子にカイワレが添えられている。小さな皿の中に盛られたエビも数の子も絶品だった。
エビの髭もしっかり、数の子に至ってはファンになるほど。
アルコールのアテに盛られた料理なだけに、味は少し濃い目だが素材の旨味がしっかりと活きている。
店名が焼印されたなめらかな割り箸のおちつきにも癒やされる。
松花堂弁当(1,700円)
「お品がき」と書かれたメニューを眺め、「松花堂弁当(しょうかどうべんとう)」を注文。
弁当とあるだけにその姿は多少想像が出来たが、出てきたそれは予想を超えた素敵な眺めだった。
十の字に区切られた重箱のスペースに配置された美味しそうな料理。
ひょうたん型に型取りされたご飯が良い。
「ご飯が足りなかったら言ってください」と女将さん。
どうやらご飯のおかわりは自由らしい。
お刺身
しじみのお味噌汁を一口すすってお刺身をいただく。
お刺身は新鮮そのもの。
この日のお刺身は、マグロ、タコ、アマダイ?
天ぷらと煮物
天ぷらは、レンコン、かぼちゃ、エビ、かき揚げ。
煮物はしっかりと味がしみていて、それでいて素材の味もしっかりと味わえる。自分で作ってはこうはいかない。
刺し身盛り合わせ
後日伺った時には刺し身の盛り合わせを頼んだ。とりあえずビールはアサヒのスーパードライ。
花の亭では、一番搾りかスーパードライかの2種類。
刺し身の盛り合わせのエビはピクピクと生きていた。
女将さんが言うには、「男の人でもエビを抜いて欲しい」というオーダーがあるのだとか。「食べるのが可愛そう」
食べてわかる新鮮さ。トリ貝がこれほど美味しいものだとは発見でした。
茶碗蒸し
ちょっと上品さあふれる器が目の前に運ばれてきた。
蓋を開けるとお出しの香りが心地よい。
とにかくお出しが絶品でした。美味しい。
要予約でフグ料理
3日以上前からの予約でふぐ料理もやってくれる。大将に訊くと2名以上からとのこと。
料金の記載はないのでおそらく時価なのだろう。
最後に・・・
「和食処 花の亭」では、奇をてらった料理はない。正統派の和食処。
ひとつひとつの素材の持つ味を引き立たせる丁寧な作りは見てわかる。
メイン通りから一本道を外れた場所にあるため地元人でなければ少しわかりづらいかもしれない。
大将と女将さんの素敵な人柄に触れながらいただく和食はこの上ないひと時を味あわせてくれるかも知れない。
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