岐阜県郡上市の道の駅明宝(磨墨の里)で軽バン車中泊

道の駅明宝で軽バン車中泊

2023年11月8日、岐阜県の飛騨高山の観光を終え、同県郡上市に向けて車を走らせる。
今晩の車中泊場所は、明日の目的地の近くにある道の駅明宝。
タイヤのついたカプセルホテルと呼んでいる愛車のサンバーは、ソロで旅をする分には十分快適な空間を提供してくれる。

道の駅明宝

途中、この時期の紅葉で有名なせせらぎ街道を走るが、夕方を過ぎた暗い時間帯だったため、それを楽しむことは残念ながらできなかった。
スーパーで買った、ビールと本日の車中食を車内の冷蔵庫に押し込み、道の駅明宝についたのは夕方19時を少し回ったころだった。

普通車120台が停められる駐車場の、比較的トイレに近い場所にサンバーを停めた。
しんと静まり返った道の駅には、なかむらの他に1台の車がとまっているのみだった。

19時をまわっていたので道の駅の物産館は閉まっていたが、岐阜県を代表する加工肉ブランド『明宝ハム』の直売所もあり、ハムやソーセージの他、飛騨牛も買える。
標高600m、山の中腹にあり、磨墨(するすみ)の里公園が隣接する道の駅。

 
高山からこの道の駅明宝にやって来た。いったん道の駅を通り越し15分ほど走ったところにフードスーパーバローがある。
パックのお寿司にいくらは必須だと思っている。いくらの入っていないお寿司はよほどのことあってもなくても買わない。
つまり、いくら好きだということだ。これにカニが入っていれば完璧だ。

車内でのおこもりタイムのための準備を急ぐ。とは言え、煩わしい準備が苦手ななかむらのサンバーは、前席を倒してベッドを拡張し、カーテンを閉めたらおしまいとなるようDIYしている。
カーテンは、難燃性1級のもので、トラックに使うものらしいが、サンバーの半周をかこうのにちょうどいいサイズだった。
ベッド展開も不要なよう、ベンチベッドとして常設なのは、このDIYでは一番のお気に入りポイントかもしれない。
USBファンを回わせば、全ての準備が整う。
あとはゆっくりとした時間を過ごすのみだ。

旅の途中、今晩の目的地について、最初に呑むビールほど格別なものはないと思っている。

遠くから太鼓を練習する音が聞こえてきた。 
心地良いと思った。

ここ郡上市明宝には、磨墨太鼓保存会(するすみたいこほぞんかい)という、郷土の名馬「磨墨」の名にちなんだ顕彰(けんしょう)活動があるという事を後から知った。
1987年に創作・結成され、全国規模で交流活動を行っているらしい。

名馬 磨墨(するすみ)は、平安時代末期の源平合戦(げんぺいがっせん)で活躍した梶原景季(かじわらかげすえ)の愛馬。
磨墨は、ここ岐阜県郡上市明宝町の巣河(すごう)の地で生まれたと伝わる。その名の通り漆黒の毛並みが美しく、気高い勇猛な性格であったと伝えらえている。
この道の駅明宝にも、磨墨の像や資料館がある。

フードをかぶるとうっとおしいし、フードをしないと寒いという、少しばかりのジレンマに悩まされながら車内での時間を過ごす。

スパイスボックスに入る適当な空き瓶にインスタントコーヒーやミルクが入っている。
木製のスパイスボックスは、そもそもスパイスボックスではなく、万華鏡入れなのだが。

兵庫県の道の駅あゆの里矢田川で知り合った、万華鏡職人のわがままやっちゃんによる手作り品。
高価すぎる万華鏡は持っていないが、万華鏡入れは実は2つも持っている。
やっちゃんとしては、それがまさかスパイスボックスになるとは思ってもいなかっただろう。
一日の始まりは、インスタントコーヒーから始まる。

朝、人々の活動が始まり少し経った時間に、郡上八幡に向けて車を走らせた。長良川上流の山間部に位置し、郡上踊り、清流、名水、伝統工芸など様々な魅力を備えた町。
江戸時代には、遠藤氏の治世下で城下町として発展し、現在も当時の街並みが残っている。
歴史的な街並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、国内はもとより、海外からの観光客も多く訪れる。

道の駅明宝から郡上八幡までの道のりは、国道472号を経由して、約13.2km、16分。
道のりは、山の中腹を走るせせらぎ街道。途中、吉田川の清流や、明宝牛の放牧地などを見ることができる。

とても素晴らしい一日になるはずだ。

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