サンバーバンの天井にフレキシブルソーラーパネルをボルト止めで設置
16万円で購入したサンバーバンの天井に2枚のフレキシブルソーラーパネルをボルト止めで設置した。
これがやりたくて軽箱バンを買ったと言っても過言ではない。
ソーラーパネルからサブバッテリーに充電、インバーターでDCからAC電源に変換して電化製品を利用する。
車の天井に穴をあけることについてはなんの迷いもなかった。
もちろんこのまま車検も通過する。
サンバーバンの天井にソーラーパネル設置
アマゾンで購入したソーラーパネルはフレキシブルタイプの100Wで縦1240mmのRENOGY社製。それを2枚購入した。
RENOGY社のソーラーパネルは、実家に取り付けたときも使っているので性能的に信頼している。
設置方法は天井に穴を開けてボルト止めする。
サンバーは天井に向かって幅が狭くなるデザイン
サンバーの車体の全幅が1475mmなので1240mmのソーラーパネルなら、横向きに2枚並べても余裕だと思っていた。
ところがサンバーの車体は天井に向かって幅が狭くなっていく台形デザイン。
台形だというのはもちろん知っていたが、天井の横幅が想像をはるかに超えて狭くなっていた。
ソーラーパネルを横向きにすると、天井から左右に100mmほど飛び出てしまう。
軽自動車の規格内にはもちろん収まるが、天井からソーラーパネルが両側100mmも飛び出ていては、かっこ悪いし、それだけ飛び出していては、どうやってボルト止めしていいのかわからない。
いくらフレキシブルパネルだといっても、天井からの落ち込み角度に合わせて曲げるなんてのは到底無理だった。
ソーラーパネルを縦に2枚並べることに
サンバーの天井サイズの狭さにより、頭の中に描いていた計画が音を立てて崩れていった。
縦に2枚並べるとどうだろう?
540mmのパネルを縦に2枚並べてもやはり左右に5cmほど飛び出る。
飛び出たところで軽自動車の規格から外れることはないが、設置の方法と不格好さをなんとかしなければならない。
フレキシブルなソーラーパネルを選んだのも、天井にソーラーパネル載せてる感を軽減したかったからだ。横に飛び出していては話にならない。
パネルのりしろ部分を重ねて設置することに
フレキシブルソーラーパネルは、プラスチックの板のようなものに黒い太陽電池モジュールが貼り付けられている。
その四隅には2cmほどのりしろのようなものがある。
2枚のソーラーパネルののりしろ部分を重ねて設置することにした。それにより2cmははみ出すサイズを減らすことができる。
パネルの固定用の穴はおよそ5mm。
2枚のパネルののりしろ部分を重ねて、1.5mm幅のアルミ平板をその上からかぶせて、固定用の穴にM6のビスをねじ込み車体とビス止めすることにした。
サンバーの天井にボルト穴を開ける
設置方法が決まったら早速必要な道具を買い、天井にドリルでボルトを通す穴を開ける。
車にドリルで穴を開けるなんて、過去にしたことがなかったが、あまり緊張はしなかった。そのための16万円格安中古車なのだ。
ソーラーパネルを天井に乗せ、穴を開ける位置にマジックで印をつける。
その印めがけてドリルの刃を立て、スイッチオン。
快感さえ覚える。
アルミ製の平板で2枚のパネルを押さえつける
ソーラーパネルを2枚重ね合わせた部分は、上にアルミ製の平板を上からかぶせてボルトで押さえつけることにした。
おそらく構造的にそんな平板は必要ないかもしれないが、見た目と破損を防ぐための保険のようなものだった。
上から、
1、アルミ製平板
2、ソーラーパネルA
3、ソーラーパネルB
そして天井ボディ、と穴を貫通させてボルトで締め付ける方法。
ソーラーパネルの穴は、購入時から丸環の穴が開いていたので、それを利用することにした。
ところが、同じ型番のソーラーパネルでも、穴のピッチが違っていたため、後部側の穴を合わせることができなかった。
パネルの下に風が入り込まないように強力テープで周囲をふさぐ
天井ボディーとソーラーパネルの間に風が入り込まないように、強力テープでパネル周囲をふさいだ。
当初はブチルテープを予定していたが、近所のカインズでは黒色しか売ってなかった。
ボディがホワイトなのでテープも当然ホワイトを求めていたが、仕方なくアサヒペンの強力粘着テープを購入。
ところがこれが正解だった。ブチルテープと同等か、それ以上の強力さだった。
伸縮性もあり貼りやすい。
仕上がりのきたなさはなかむらの性格の問題。
ソーラーパネルコネクターの引き込み穴をあける
ソーラーパネルの接続コネクターを車内に引き込むための穴を開けた。
ドアの隙間から引き込む方法もあるが、見た目の無理やり感がどうしても好きになれず、車体に穴を開ける方法をとった。
ソーラーパネルのコネクターを通す穴は、持ち合わせのステップドリルよりも大きいものを必要とした。
通常は、いったんコネクターを分解して、コードを通し、車内で再びコネクターを組み立てるという方法なのだろうが、それ用の工具を持っていなかった。
仕方なく、マルチツールで車体に四角い穴を開けることにした。
安い車なので、もちろんそれにも躊躇はなかった。
誤算は、穴を開け終わった瞬間に強い通り雨が振り出したことだった。
それは一瞬でやんだが、切り口が鉄板むき出しの状態での雨は正直痛かった。
車内が濡れるのは全然かまわないが、切り口が錆びることは避けたかったのだ。
コネクター引き込み用の穴をパテで埋める
コネクターを車内に引き込み、その穴をパテで埋める。
使用したパテは、水の中でも固まるという、セメダインの水中エポキシ1kgセット。
1材と2材を混ぜ合わせることで、カッチカチに固まるというもの。
使っていないカラーボックスの仕切り板の上で、エポキシパテの1材と2材を混ぜ合わせる。
パテを使うなんてのも初めて経験。
この段階ですでに信頼の粘り気があった。本当にカッチカチに固まってくれそうだ。エポキシすごい。
パテ埋め後にテープで張り直し
ソーラーパネルのコネクターの引き込み穴をパテで埋めた。
パネルの下に風が入り込まないように前面側のテープで塞ぐ。
なんとかソーラーパネルを天井に設置することができた。
最後に・・・
サンバーバンの天井にソーラーパネルをボルト止めで設置した。
行き当たりばったりの作業だったが、概ね満足している。
何よりボルト止めしたことで、走っていてもパネルが飛んでいってしまわないという安心感がある。
不安というストレスほど排除しておきたいものはない。
次回は、ソーラーパネルとチャージコントローラーを接続して、サブバテリーに充電できるようにする。
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