震災後の輪島市にヘアサロンカー。4日間で被災者100名利用
令和6年能登半島地震後の3月12日、車中泊仕様に改造した軽バンで石川県輪島市に向かった。
工場の広い駐車場を借りて、広島県からやってきたヘアサロンカーがボランティアで被災者の方々のカット&シャンプーを行っていた。
サロンカーのオーナーは広島県でヘアサロンを経営されているHanaさん。そして、自分たちも被災者である輪島のMossヘアーのご夫婦。
水道が復旧しておらず、髪をカットすることもシャンプーすることもままならない被災者の方々の喜びの笑顔が印象的だった。
広島から輪島入りしたヘアサロンカー
3月12日、拠点としている愛知県一宮市から奥能登入りをした。前日の11日は七尾市の道の駅能登食祭市場で車中泊してのピストン移動だった。
私がボランティア活動をするわけではなく、取材と撮影のために伺ったのだ。
午前10時ごろ、指定されたボランティア活動の現場に到着するとすでに地元テレビ局や新聞社(中日新聞)が撮影取材を行っていた。
今回のヘアカット&シャンプーのボランティア活動は、自身が被災者でもある輪島のヘアサロン『MOSSヘアー』さんが、Carstayの同じく被災者である穴水町で車中泊スポットを経営している中川生馬さんにヘアサロンカーの必要性と車両の選定の相談をしたことがきっかけとなった。
中川さんからCarstay(野瀬CSO)に繋がり、広島でヘアサロンカーで活動をされているHanaヘアーさんへ連絡が入る。
ヘアサロンカーを震災後の能登に持ち込めば、自分たちもなにかできるのはないかと考え、今回のボランティア活動となった。
人と車を繋ぐCarstay
輪島で被災したMossヘアーさんが、Carstayの中川さんにサロンカーについて相談を持ち掛け、中川さんからやはりCarstayの野瀬CSOに話が行き、野瀬さんの知り合いだった広島のHanaへとつながった。
Carstayは人と場所、人と車を繋ぐマッチングサイトでもある。そこで実現したボランティアなんです、と野瀬CSOは語る。
避難所生活されているからこそ人目がある
避難所生活はいつも人目があるということになる。
「普段の自宅で生活されている時よりも避難所生活の方が実は需要があるんです」と野瀬CSOは語る。
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